電験三種 本気で合格したい人へ

電験教育従事者が綴る合格へのメモ

この時期に電験受験を迷っている人は

5/27(月)から電験三種の受験申し込みが始まるが、この時期になっても、受験申し込みをしようかどうか迷っている人もいると思う。

勉強を始めたものの難しくてまだ自信がない、
また、勉強を始めた時期が遅かったので勉強が間に合わない、
今年はやめておこうか、それとも受験すべきか・・・・・

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もしこのように迷っている人がいたとしたら、基本的に私は受験することをすすめる。

 

もし、迷っている人がすでに第一種電気工事士第二種電気工事士などの電気関連の資格を取得しているなら、その人は受験したほうがいい。

なぜなら、電気工事士資格の知識で解ける問題もいくつかあるからだ。

特に、法規科目では電気工事士の知識でも解ける問題がある。

法規に関しては、電験電気工事士も同じ法律を勉強しているというのがその理由だ。

つまり電気工事士試験で身についた知識は、電験でも役に立つ。

 

また、第一種電気工事士資格を取得している者なら遮断器断路器など高圧機器についての知識もあるから、それも電験三種で役に立つ知識と言える。

しかも、電験の勉強をすでにスタートさせているなら、少なからず電験三種の知識は持っている。

したがって、ぜひ受験するべきだと思う。

 

 

電験三種は、勉強が不十分でも合格の可能性はある

勉強が不十分でも電験三種では合格できる可能性がある。

その理由としては、解答方法が五肢択一だからだ。

もちろん、わからない問題の答えを適当に選ぶなら正解できる確率は1/5だ。

しかし、勉強が不十分でも多少の知識はあるだろうから、5つの選択肢の中から正解を絞り込むことはできると思う。

例えば「この問題の正解は(1)か(3)か(5)、または正解は(2)と(3)のどちらかだ・・・」

このようになるケースも多いと思う。

もし正解と思える選択肢が2つに絞れれば、正解できる確率は1/2 になる。

ここまでくれば、正解できる可能性は高い。

 

 

 

電験三種の合格点が低いことも合格できる理由になる

また、各科目の合格点が低いことも合格できる可能性を高くしている。

基本的に電験三種の合格点は60点だが、合格点が60点の年はあまりない。

合格ラインは概ね50~60点の間で推移していて、合格点ラインは50点になる年度もかなり多い。つまり、半分正解できれば合格できるということだ。

合格ラインが80点なら、無理に受験は勧めないが、

合格ラインが50点なら自信がなくても受験する価値はあると思う。

 

そう思わないだろうか?

 

 

100%の自信は必要ない

失敗を恐れて最初から行動しないというのは、一番やってはいけないことだと思う。

合格の自信がつくまで十分勉強をやってから受験しようなどと思っていたら、いつまでたっても自信がつかず受験できないかも知れない。

多くの受験者は100%の自信がないまま受験している。

 

70~80%の自信を持っていようが、30~40%程度の自信しかなかろうが、そう変わりはないのではないか?

電験三種では、今までに例のない難しい問題が毎年のように出題されるが、この問題に対しては、70~80%の自信がある者と30~40%程度の自信しかない者では、どちらも解けないのではないかと思う。

 

 

可能性があるなら受験を勧める

もちろん、何の知識も持たない者に「取りあえず受けてみろ」と言っているわけではなく、少しでも可能性があるなら受験したほうがいいということだ。

自信が無いのに科目合格できたなら、ラッキーではないか。たなぼた とも言える。

しかし、受験会場に行かなければ『たなぼた』にも出合えない。

 

電気工事士などの電気関連資格を取得していて、電験三種の勉強を始めたものの、まだ今年は合格する自信がないので受験はやめておくべきか・・・と悩んでいる人は『今年受験したほうがいい』というのがここでの結論になる。

 

 

 

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