エネルギー管理士試験は熱分野と電気分野、どちらかを選択して受験することができるが、電験三種に合格した者はもちろん電気分野を選ぶと思う。
熱分野と電気分野どちらが難しい?
ただここで、1つ残念な事実がある。
熱分野と電気分野では、どちらかと言うと熱分野のほうが合格率は高い。
これはどういうことかと言うと、
電気分野に比べて熱分野のほうが、問題はやさしく合格しやすいということだ。
したがって、単純にエネルギー管理士合格を目指す者は、熱分野を選択したほうがいい場合もある。
ただここでは、電験二種へのステップアップの意味でエネルギー管理士を勧めているのだから、合格率は関係ないと言えば関係ないが・・・・・・
エネ管の勉強法
電気分野の勉強法だが・・・・・
もちろん過去問題集は必須だ。
過去問を勉強することで、問題の傾向がわかる。
したがって、過去問中心の勉強を行っていればまず合格できるだろう。
あと、法規科目は電験と違うのでこれについては一から勉強する必要があるが、これも過去10年分の問題と解説を読み込めば、それだけで十分な気もする。
実際に電験三種合格者で、エネルギー管理士の参考書は一切買わずに合格できたという者も私の周りにはいる。
しかし、微積分やラプラス変換等についてわからない者は、それ用の参考書を購入して勉強したほうがいいのも事実だ。
エネ管の参考書は必要か?
エネ管用の参考書を買うかどうか・・・・・
これは、実際に過去問題集を解いてみてから決めるのもいい。
電験三種と出題範囲が似ているので、特に勉強をしなくても解ける問題はたくさんある。
わからない問題は解説を読んで理解できるかどうか・・・・
理解できるのなら、参考書は不要ということだ。
もし解説が理解できないという場合には、それから参考書を選んでも遅くはない。
エネ管用の参考書はどれを選ぶか?
電験でも同じだが、エネ管用の参考書でも、4課目が一冊に収まった参考書と、課目ごとに4冊に分かれているシリーズ参考書がある。
電験の参考書でお馴染みのTACでもエネ管用の参考書を出していて、4課目が一冊に収まったものがある。
一通り読んでみたが・・・
たしかにわかりやすい、これなら誰が読んでも理解できるだろうという内容だ。
ただし、電験三種に合格した者がこの参考書を買う必要があるかというと、それは疑問だ。
電験三種合格者なら、ほぼ理解しているような内容しか書かれていない。
つまり、電験参考書の内容とほとんど同じことが書かれている。
しいて言えば、法規課目については役に立つが・・・・・
それ以外の部分が電験合格者にとって役に立つかどうかは何とも言えない。
やはり、4課目全ての参考書を購入するのがいいとは思うが、4冊揃えるとやはり1万円程度はかかる。
高くないと言えば高くないが、エネ管参考書の内容は電験参考書とかなり似ているので、1万円を払う価値があるかどうかというところだ。
その他の記事