課目免除制度
エネ管には課目免除制度というものがある。
課目ごとの合格が認められていて、3年間で4課目全てに合格すれば合格になる。
この制度も電験によく似ている。
ここで誤字を疑った者はいないだろうか?
電験では科目だが、ここでは課目と表記している。
これはエネ管の受験案内に課目と書かれているから、ここではそれに忠実に「課目」と書くことにする。
科目と課目・・・・何が違うのか? ワードの変換候補では次のような説明が書かれていた。
科目
区分した項目
課目
課せられた項目
エネルギー管理士試験の概要
試験日・・・8月の初旬の日曜日(試験は年1回)
申し込み期間・・・5月中旬~6月中旬
受験手数料・・・17000円
結果発表・・・9月中旬
試験地(試験会場)
北海道
東京
愛知県
福岡県
この中から自分の受けたい場所を選んで受験する
電験に比べると試験会場は少ない。これは電験よりも受験者数が少ないせいだろう。
電験三種の試験日は9月、エネ管は8月なので、試験日が重なることはない。
したがって、この2つを同時期に受験することも可能だ。
受験手数料は高い
受験手数料は17000円と、電験三種に比べるとかなり高い。
エネ管も電験と同様に課目合格制度(課目免除制度)があり、3年間で4課目そろえればOKだが、3年計画で行くと17000×3=51000円・・・・
なんと51000円もかかってしまう。
エネ管を取得すれば資格手当て等ついて、その程度の金額ならすぐに回収できるという人はいいが、給料アップ等見込めない人は少々厳しい金額だ。
もちろん取っておけば、就職転職の際に若干有利になるという点はある。
ちなみに、試験申し込み方法も電験と似ていて、郵便局での申し込みとインターネット申し込みの2つがある。
しかし、インターネット申し込みを選択しても受験料が安くなることはない。
この点は残念だ。
エネルギー管理士の需要は?
エネ管は電験三種よりもやや難しい、そのことを考慮すると、需要は電験三種より多くないと納得がいかないが、そんなことはない。
圧倒的に電験三種のほうが需要は多い。
そもそも受験者数の数が全然違う。
電三受験者数・・・6万人程度
エネ管受験者数・・・1万人程度
エネ管受験者数は、電三の1/6ほどだ
この数を見ただけでも、電験三種のほうが、需要があることが伺える。
したがって、エネ管を取得しても無駄だと思う人は受験する必要はない。
ただ、電験三種合格者は少しの勉強で合格できる可能性がある、という理由で勧めている。
電験二種にステップアップしようと思う人は受けてみてもいいのではないだろうか。
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