電験三種 本気で合格したい人へ

電験教育従事者が綴る合格へのメモ

電験三種 『CBT』『筆記試験』どちらが有利か?

CBTとは?

電験三種の試験は2022年からは年2回の実施になり、 2023年からは筆記試験の他にCBT方式も導入された。

CBT とは 「Computer Based Testing (コンピュータ ベースド テスティング)」の略で、 要は コンピューターを使って受験する方式である。

ディスプレイ上に問題が映し出され、マウスまたはキーボードを使って回答をする。

何も考えず、筆記試験を選ぶのは・・?

CBT方式が導入されたことにより、 筆記試験 と CBT方式 どちらで受験するかを選ぶことができる。

「筆記かCBTのどちらにするか選べ」と言われても、CBT試験を受けたことのない人は、決めかねるだろう。

「コンピューターを使った試験は違和感があるから、今まで通りの 筆記試験を受験しよう」と思う人も多いのではないだろうか?

 ただ、結論を出すのは少し待ってほしい。

 何も考えず筆記試験を選択してしまうのは、短絡的だ。

 

CBTにはメリットが多い

CBTには、 筆記試験にないメリットがいくつもある。
このメリットを利用すれば、試験が楽に受けられ、合格の可能性も高まると思う。

 

1. 全国 約200箇所の中から、自分の受験したい場所を選べる 

CBT 試験の会場は全国に約200か所あり、 自分の受験したい場所を選べるメリットがある。

これなら 筆記試験の会場よりも、自宅近くの試験会場を選ぶこともできるだろう。



2. 自分の受験したい日時を選べる

CBT 試験では 約4週間ほどの試験日程が用意されていて、この中から自分の好きな日を選択して受験することができる。

自分の都合で受験日を選べるのは、大きなメリットになるのではないだろうか。



3. 各科目を別日に受験できる

私が CBTを勧める最も大きな理由はこれである。

筆記試験では 1日に4科目 全てを受験しなければならないが、CBT では 各科目を別の日に受験することができる

例えば、 まず理論電力を同じ日に受験する、そして その一週間後に機械法規を受験する。
このような受験が可能になる。

CBTの試験期間は約4週間もあるので、 4科目 全てを別の日に受験することもできる。

これを利用して1週間に1科目ずつ受験すれば、各科目ごとに勉強する時間を作ることができる。

これを利用すれば、かなり合格しやすくなるのではないだろうか?

 

いずれ筆記試験はなくなる・・・?

コンピューターを使っての受験は慣れない人も多いだろうから、戸惑うこともあるかもしれない。

しかし 時代は ペーパーレスに向かっているので、いずれ筆記試験はなくなる可能性も大きい。

そもそも、筆記試験とCBT試験の両方を運営するのは試験センタにとっても負担は大きい。いずれはCBT試験のみになるだろう。

 

新しいことから逃げてばかりいては、やがて時代に取り残されてしまう。

この際だから、新しいことにチャレンジするつもりで、CBT試験のメリットを享受してみてはどうだろうか?