電験三種 本気で合格したい人へ

電験教育従事者が綴る合格へのメモ

電験を併願、電験2種と3種を同じ年に受験する

あまり知られていないかもしれないが、電験2種と電験3種は併願(同じ年に受験)することができる。

なぜなら、2種と3種は試験日が違う。1日ずれているので併願が可能だ。

そして、電験2種も3種と同様に受験資格は特にないので、誰でも受験することができる。

まあ、「2種と3種の同時受験が可能だ」とは言っても、実際に受験する人はあまりいないだろう。

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また、電験1種と3種も同時受験は可能だ

もちろん1種と3種を同じ年に受ける人はもっといないだろうが・・・・

 

 

なぜ、「2種と3種の同時受験が可能」という話をするのかと不思議に思う人もいるだろう。

それは、3種取得後に2種を目指す人も多くいるからだ。

 

いずれ2種を取得するつもりなら、最初から2種を受験するのもありではないだろうか?

その場合は、3種を滑り止めとして受験するという感覚になるのかもしれない。

 

 

電験3種は難しいのか?

一般的に、電験3種は難しい資格だと言われている(思われている)。

これから勉強を始める、または勉強を始めた人の印象としては電験3種は難しい』ということになるだろう。

しかし、電験2種の勉強を進めた受験者は、3種の試験問題を見て難しいと思うだろうか?

なかには難しいと思う人もいるだろうが、ほとんどの受験者は2種の問題に比べれば『3種は簡単』という印象を持つのではないだろうか。

 

つまり「難しい」、「易しい」というのは比較の問題だと思う。

3種受験者の多くは試験問題を難しいと感じるだろうが、2種受験者は3種の試験問題を見てもそれほど難しいとは思わないだろう。

 

ここまでの話をまとめよう、

3種の問題が難しいと悩んでいる人は、いっそのこと2種を目指してみてはどうだろうか?

たぶん、2種の勉強(2種の問題)は難しくて嫌気がさしてくるだろうから、そこで3種の勉強に切り替える。

そうすれば、たぶん3種の問題は難しく感じないだろう・・・・・

 

これはある意味極論ではあるが、こういう方法もあるということだ。

   

 

2種と3種の受験料は?

もし2種と3種を同時受験するとしたら、少々受験料が高くなることを知っておこう。

3種の受験料は5000円程度と安いが、2種は12500円程とやや高い。

両方合わせると、17500円程度かかる。

 

しかし、どちらもネット申し込みが可能なので、申し込み作業はそれほど苦にはならない。

昔だったら「受験申込書を取りに行って記入、その後郵送・・・・」と面倒だったが、今は自宅でパソコンに向かって、30分もあればできてしまうので簡単だ。

 

 

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3年で資格取得できる

全ての人におすすめするわけではないが、いずれ2種も取得しようと考えている人は同時受験を考えてもいいと思う。

もし、3種合格に3年かかり、2種合格にも3年かかったとしたら、トータルで6年かかることになる。

これが同時受験なら、3年で両方合格できる。

つまりトータル3年で3種と2種が取得できることになる。もちろんうまくいくとは限らないが、理屈ではそうなる。

3種と2種は勉強内容が全く違うということはない。むしろ勉強内容は同じだ、ただ難易度が違うだけ。

そう考えると、同時受験も理にかなっていると思うが。

どうだろうか?

 

 

1年ずらして受験する

ここまでは初年度から2種と3種を同時受験するという話だったが、ずらして受験するという方法のほうが現実的かもしれない。

例えば、1年目は3種だけを受験して3科目に合格できた。

したがって、2年目は残り1科目と2種の4科目を受験するというような方法もいいと思う。

3種が『残り1科目』だけなら余裕もあると思うので、2種の勉強に時間を使える。

 

この方法なら、3種合格後に2種を目指すより時間が短縮される。

また、3種の勉強内容が頭に残っているうちに2種の勉強ができるというメリットもある。

 

いずれ2種も取得するという人は、併願(同じ年に受験)もありだろう。