電験三種の合格発表日は平成30年10月19日(金) だが、合格未定者は来年に向けて勉強を始めているか?
電験三種合格発表日の10月19日(金)まで、どう過ごしていくか
電験の試験も終わったので、ほっと一息ついて、のんびり過ごしている人もいるだろう。
多くの人は自己採点をして「合格」か「不合格」か、既に判っていると思う。
『不合格』または『科目合格しかしていない人』は、来年に向けて勉強を始めているだろうか?
試験が終わったばかりだからと言って、のんびり過ごしている場合ではない。
まだ合格していない人は、休まず勉強を続けたほうがいい。
「毎日勉強をする」ということは、1つの習慣だ。
もしここで、2~3ヶ月勉強を休んだりしたら、
せっかく身についた勉強の習慣がなくなるかもしれない。
『不合格』、または『科目合格しかしていない人』は、合格発表を待たずに勉強を始めるべきだ。
もちろん、全力で勉強に取り組めと言っているわけではない。
「試験は来年だから、今から勉強を再開しても覚えたことは忘れてしまう」
と思うかもしれないが、そんなことはない。
使わない記憶は忘れてしまう
人間の体のしくみから考えてみると、
脳が記憶を保持するためには、エネルギーを必要とする。
無駄なエネルギーを消費しないように、脳には「必要のない記憶」を、さっさと忘れてしまう働きがある。
「必要のない記憶」とは、普段使わない記憶のことだ。
したがって、勉強をしないで2~3ヶ月も過ごしていると、せっかく覚えたことを忘れてしまう。
なので、やはり勉強は続けなければ駄目だ。
勉強を続けることで、覚えた内容は随時思い出され、記憶の引き出しから取り出される。
そして記憶の出し入れをすることが、記憶の定着につながる。
もし記憶の出し入れをしないとどうなるか?
脳は、普段使わないものはさっさと捨ててしまう。
片付けが苦手で物が捨てられない人でも、その人の脳は「断捨離(だんしゃり)」が得意だ。
使わない記憶は、すぐに捨ててしまう。
とは言え、すぐに捨ててしまうわけではない。
使わない記憶は、一旦引き出しの奥底にしまわれる。
そして、一定期間使用されない記憶は捨ててしまう。
実に合理的だ。
もし必要ないことの全てを覚えていたら、脳はあらゆる記憶で溢れかえり、必要な記憶を取り出すこともままならなくなるだろう。
「脳が勝手に電験三種の記憶を捨てては困る」
そう思う人は、来年に向けて今から勉強を始めるべきだ。
勉強を続けることで、何度も記憶の出し入れを繰り返して、その記憶は大切なものだと脳に認識させる。
「身につけた勉強の習慣をなくさないため」、そして「脳に電験の記憶を捨てさせないため」、今すぐ勉強を始めよう!