電験三種 本気で合格したい人へ

電験教育従事者が綴る合格へのメモ

電験三種で「最後の追い込み」は必要か?

電験三種の試験本番まであとわずか。

 

今更ジタバタしたところで無駄、

なので、いつも通りに過ごす・・・・

 

こう考える人も多いのではないだろうか?

 

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 多くの人は、試験前夜の一夜漬けを経験したことがあると思う。

中学高校の中間、期末テストで一夜漬けをしたおかげでいい点数が取れた、なんとか赤点を逃れたという人もいるだろう。

 

そうだ、

意外と試験直前の勉強は役に立つものだ。

もちろん電験受験では、前夜は早めに床に入り十分な睡眠が必要になる。

(寝不足で受験するのはまずい。)

しかし、前日の寝る直前までは時間を惜しんで最後の追い込みに励むべきだ。

 

 

エビングハウス忘却曲線は引用されやすい

なぜ、この時期に最後の追い込みについて話すのか?

それは記憶のメカニズムを考えるとわかる。

 

記憶や勉強についての記事を読むと、やたらと「エビングハウス忘却曲線」についての引用が目に付く。

これについての詳しい説明はしないが、

要するに直近の記憶は頭に残っているが、古くなればなるほど記憶は忘れてしまうという、じつに単純なことを言っている。

 

つまり、試験直前に学習した内容は試験当日も覚えているが、半年も前に1度だけ学習したような内容はほとんど忘れているということ。

 

このことから、最後の追い込みの重要性もわかるだろう。

 

 

勉強のラストスパートをする!

ラソンでは「ラストスパート」が有名だ。

はたから見ているものは、「最後にそれだけ体力が残っているなら、もっと早くからスピードアップすればいいのに・・・」と思うかもしれないが、これは違う。

 

体力が残っていなくても「ラストスパート」はできる

「ラストスパート」はいわゆる、火事場の馬鹿力に相当する。

人間の能力は、普段100%は使われずにセーブされている。

これは、能力を100%使ってしまうと体が故障するからだ。

 

脳も普段その力はセーブされている、

しかし、ここは頑張らないと!という強い思いがあれば、リミッターを解除することも可能だと思う。

 

 

 

電験の追い込み勉強は何をする?

では、この時期にどのような勉強をしたらいいのだろうか?

次のような勉強がいいのではないだろうか。

 

・過去問で何度も間違えるような自信のない問題を解きなおす

 

・うろ覚えな公式を再度覚えなおす

 

簡単に言うと、今から新しいことを覚えるのではなく、

既に勉強したが、今一自信のない事柄を再度学習するという勉強法がいいだろう。

つまり、復習をしっかりやるということだ。

 

今、ボーっとしている時間があるなら、すぐに追い込み勉強を始めよう!

最後まであがき続けた者のところに合格は訪れるだろう。

  

 


 

「最後の追い込み」は言葉としては間違っている

最後に、どうでもいいことだが、

私はこの記事をWordを使って書いている。

Wordでは、「最後の追い込み」は同じ意味の言葉を重複しているから誤りだと、文章校正されてしまう。

「最後の追い込み」は、文法的には間違いかもしれないが、一般的に使われているから問題はないと思うが・・・

これと似たようなことだが、「一番最初」もWordでは正しくない言葉として認識されてしまう。

これも似たような意味の言葉が重複されて使われているからだ。

しかし、これも一般的に使われている言葉だから思わず使ってしまう。

 

「頭痛が痛い」「上に上げる」などの重複言葉は明らかにおかしいと思うが、「最後の追い込み」や「一番最初」、「一番最後」は使いたくなる言葉だろう。

 

 

うる覚え?  うろ覚え?

これはどちらが正しいのか私もうろ覚え? だったが、ネットで調べてみると「うろ覚え」が正解のようだ。

うろ覚えな公式を、最後の追い込みで確実に覚えておこう。