去年の中頃から、令和4年(2022年)は電験三種の試験が年2回開催される!
電験界隈ではこの話題で大いに盛り上がっていた。
そして、ついに令和4年度の電験三種試験日が発表されたが、
発表の内容を見て少し驚いた・・・
なんと、 令和4年の試験は年1回しか開催されない!
この発表を見て、受験者は皆驚き、そして落胆したのではないだろうか。
以前の試験日予想
私は以前の記事で、次のように令和4年(2022年)の試験日を予想していた。
おおよそ電験三種の上期試験は、3月または4月頃
下期の試験は9月頃または11月頃に行われるのではないだろうか。
この予想は概ね当たっていた。
ただ大きく違うところは、 上期と下期が逆だったところだ。
発表によると、上期の試験は8月
下期の試験は3月であった。
上期の試験は8月21日
下期の試験は3月26日 ← 正式発表
上期の試験は今年行われるが、下期の試験は来年の3月になってしまう。
つまり、 我々は令和4年の試験が年2回になると思っていたのだが、
実際のところは、令和4年度の試験が年2回実施だった。
令和4年度の上期の試験は令和四年の8月、そして、令和4年度の下期の試験は令和5年の3月・・・
令和4年の3月に、試験があるのではないかと予想していた人は、早々と勉強を始めていたかもしれないが、結局のところ試験は8月なので、来年は例年通りの試験日と言える。
令和5年(2023年)から試験が年2回
つまり、実質、令和5年から電験3種の試験が年2回になるということだ 。
ここまで、 受験者の気持ちを代弁して文句を書き連ねてきたが、「年2回実施される」、このことは嬉しい事実に違いない。
今までは、科目合格の保留期間が3年間だったので、 3回の試験で4科目全てに合格しなければならなかった。
今後も、科目合格の保留期間が3年間であるのは同じだが、6回の試験で4科目 全てに合格すれば良いということなので、とても合格しやすい試験になったと思う。
今までは電験三種に科目合格しか出来ずに延々と試験を受け続ける人を「電験三種スパイラルにはまったと揶揄していたが、その言葉もなくなるかもしれない。
試験 年2回のデメリット
電験三種の試験日が年に2回になったのはメリットではあるが、実はデメリットもある。
それは試験の開催が年2回になったことで、 単純に合格者数も2倍になることだ。
電験三種保有者が増えれば、資格保有者の希少価値も当然薄れる。
今までは電験三種を持っているというだけで優遇されていたかもしれないが、資格者の数は次第に増えていくので、資格の価値は残念ながら低くなっていくだろう。
とはいえ、今すぐに合格者が格段に増えるというわけでもないので、まだまだ電験三種に価値はある。
そう考えてもらってもいいだろう。