電験三種 本気で合格したい人へ

電験教育従事者が綴る合格へのメモ

電験三種の模試はどうだろうか?

高校受験や大学受験では当たり前になっている模試(模擬試験)だが、電験三種でも模試を実施しているところはあるのだろうか?

調べてみた。

 

最近、電験教育に力を入れているTACでは電験三種の模試を実施しているようだ。

 

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模試のメリット

模試には、どんなメリットがあるのだろうか?

 

試験本番の臨場感が味わえる

今年、受験が2年目3年目という人はあまり意味がないかも知れないが、今年初めて受験する人には役に立つだろう。

最近(ここ数年)試験を受けていないという人は、試験会場の雰囲気に慣れることも大事だと思う。

 

 

試験時間を実感できる

ほとんどの人がそうだと思うが、電験の試験では時間が足りなくなる。

そのため、すべての問題に満遍なく取り組んでいては不合格になる。

 

解ける問題か、まったく解けない問題なのか?

解くのに時間がかかるか、それとも短時間で解けるか?

問題を見てまずそのことを判断して、解く順番を決める必要がある。

解けない(正解できない)問題に時間を費やすことが、一番やってはいけないことだ。

その判断力を養うためにも、模試を受ける価値はある。

 

 

自分の実力を知ることができる

今の実力を知ることで、勉強に対する意気込みも変わってくるだろう。

模試で合格点を取れたなら、今のペースで勉強を続ければいい。

わずかに合格点に届かないというのなら、今より更に勉強量を増やす必要がある。

まったく合格点に及ばないという人は・・・・・・

今の勉強法が間違っている可能性がある。

勉強法そのものを見直す必要があるかもしれない。

 

 

予想問題を体験できる

予想問題が当たるかどうかは別にして、電験教育に長年携わってきた著名な先生が作成する問題だから、解いてみて損はないと思う。

実際に出題される問題を当てるというのは至難の業だと思うが、法規に関しては受ける価値があると思う。

法規では、ここ2~3年で改正された法規の問題が出題されることがあるので、模試でそれを知ることができるかもしれない。

自分で改正された法規を調べるのも骨が折れることなので、それをプロがやってくれれば役に立つだろう。

 

 

電験模試の費用は?

模試の費用は、4科目セット(理論・電力・機械・法規)で10000円となっている。

若干高いな・・・・と感じるが、高いと感じるか安いと感じるかは人それぞれだと思う。

 

ちなみに科目別でも受けられる設定になっているが、
価格は以下の通りだ。

理論-¥3,000

電力-¥3,000

機械-¥3,000

法規-¥3,000

 

例えば今年は理論と電力しか受験しないという人は、その2科目だけを申し込むことができるようだ。

 

 

模試の日程、会場

模試の日程は、8月4日(日)

ちなみに本試験は9月1日(日)だから、その約1ヶ月前になる。

 

実施会場は、渋谷校名古屋校梅田校の3校になっている。

 

また会場が遠くて行くのは無理と言う人には、自宅でも受験できるシステムがある。

自宅に送られた模試を解答して、それをまた郵送でTACまで送り返すというものだ。

自宅で受ける人は、残念ながら試験本番の臨場感が味わえないが、そこは仕方がない。

 

今年絶対に電験合格を勝ち取る! という強い意気込みがあるなら受けてみるのもいいだろう。

 

 

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